結婚後のライフプラン 共同財布を持つ前に知っておくべきことを解説します

結婚して新生活が始まります。

私は結婚して、24年が経過しました。子どもも授かり、それなりに充実していると感じています。

ただ、あのときこうしておけば・・・のような思いもあります。

そのひとつに、「夫婦間でのお金のこと」があります。「ライフプランの共有」と言ってもいいです。

そんな自省の念も含めて、8つのポイントを解説していきたいと思います。

目標と価値観の共有

結婚後のライフプランは、夫婦間での目標と価値観の共有が重要です。将来の夢や希望、お金の使い方について話し合い、合意を形成しましょう。

どこに住むか、住宅を購入するか、子どものことなど、いくつか話をしておいた方がいいことがあります。

個別の財務状況の把握

結婚前にそれぞれの個別の財務状況を把握しましょう。収入、貯蓄、借金、投資など、現在の状況を共有し、将来の計画を立てる際の出発点とします。この辺りは、秘密しない方が健全です。内緒の貯蓄はOKとしても、知らない借金は影響が大きいです。

大学進学において奨学金を利用する学生は約1/3です。夫婦二人とも奨学金の返還があるかもしれませんので、お互いに把握しておきましょう。

共同財布か個別財布か

共同財布とは、夫婦の収入や支出を共有することを意味します。家計の一括管理というイメージです。

一方、個別財布は、それぞれの収入と支出を分ける方法です。家計の支出を担当制にしてそれぞれ支払う、そしてお互いにそれぞれ貯蓄をするということです。

どちらがいい?

二人で決めてやりやすい方が正解ということになりますが、これまでの相談の経験から思うのは、共同財布の方が貯蓄は進むということです。また、個別だとしても収入と支出をお互いが把握している状態だと貯蓄は進むようです。

お金に関しては秘密が無い方がいいですね。

予算作成と貯蓄計画

結婚後の予算作成は重要で。収入と支出を明確にし、貯蓄や将来の目標に向けて計画を立てましょう。毎月の固定費や貯蓄の割合などを設定し、予算を守るように心がけましょう。家計簿をつけると把握しやすいですが、そこまでしなくても予算の枠組みができていれば良いです。

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備えるための保険

結婚後は、将来のリスクに備えるための保険についても考える必要があります。生命保険、医療保険、自動車保険など必要な保険を見直し、適切な保障を確保しましょう。

生命保険は必要保障額を計算し、保険の掛け過ぎと不足を無くしていきます。生命保険、損害保険は、毎月、毎年保険料を支払いますが、なかなか出番がありません。使わないのに、使うために保険料を支払います。保険料は家計においてコストです。毎月の保険料を引き下げることは家計改善に直結します。

相続について

結婚後の資産計画には、将来の相続についても考慮しておく必要があります。遺言書の作成や相続税対策など、将来の資産を守るための計画を立てましょう。これは、お二人のご両親についても考えておく必要があります。親がどこまで準備済みなのか、夫婦でどこまで負担する可能性があるのか、タイミングを見て親と話をしておきましょう。そのときに急に言われても対応できない可能性もありますからね。タイミングによっては子どもの大学進学と重なるかもしれませんし。

ファイナンシャルプランナーの相談

結婚後のライフプランにおいて、ファイナンシャルプランナーの助言を受けることもおすすめします。ファイナンシャルプランナーは、専門知識や経験を持っており、夫婦のライフプランに関するアドバイスや最適な戦略を提案することができます。将来の目標を達成するためには、資産形成に取り組むことが必要不可欠と考えていますので、信頼できるファイナンシャルプランナーを見つけておくと安心だと思います。それが私でしたらうれしく思います。

定期的な見直しと調

時間とともに生活は変化する可能性があります。収入や支出、ライフスタイルの変化、将来の目標の変更などを考慮し、定期的にライフプランを見直して調整しましょう。問題点が見つかっても早めに対応できるようになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか

私も24年前に戻って、ファイナンシャルプランナーに相談したいと思います。もちろん、今の妻と結婚することは変わらずに、です。⇐ここ重要

若いころのお金の使い方は良い方向に変わるはずです。給料を毎月使い切る生活をしていました・・・反省しております。

8つのポイントも重要ですが、さらに夫婦間のコミュニケーションと協力が不可欠です。お互いの意見や希望を尊重し、コミュニケーションを取りながら夫婦で目標に向かって協力することで、より良い結果を得ることができます。

夫婦の生活が固定化する前に、共同財布かどうか、ライフプランをどう考えているのかを話ができるとスムーズに家庭を経営できると思います。