長生きのリスクをどう考える?2つの経済的リスクを福井のFPが解説

長寿は良いことだと思いますし、長生きしたいと考える人は多いのではないでしょうか?

あなたはいかがですか?

何歳まで生きるのか分かりませんが平均寿命も延びている日本では、長生きのリスクがあります。

長生きすることのリスクとは・・・2つ考えてみたいと思います

長生きの経済的リスク「老後資金」

生きていると生活費がかかります。長生きすればするほど必要になってきます。

仕事をリタイアし、年金生活に突入してからの生活費は足りるでしょうか?

年金額がしっかりあり、生活費も抑えることがことができれば問題なさそうです。

生活費も心配ですが、長生きをすると医療費や介護費用が心配になってきます。

老後資金をどう考えるか

年金額と生活費を考えた時に、不足するかどうかがポイントになります。年金額の範囲で生活費をやりくりできれば老後資金として貯めてきたお金を取り崩さなくても生活できます。あなたのご家庭はいかがでしょうか?

その場合は、貯めてきた老後資金は、医療費や介護費用として使うことができます。ある程度の老後資金の準備があれば、大きな心配はなさそうです。

老後2000万円不足問題では、生活費が不足するという話でした。医療費、介護費用は計算に入っていませんでした。

年金がひとり分か、配偶者がいて二人分かで状況は変わってきます。また、子どもに頼ることができるかどうかでも変わります。

老後資金の準備に「子育て」「家族関係」が入ってきますね。

そうは言っても、介護が必要な年齢になると、子ども世代は教育資金などで大変な時期で頼ることができないかもしれませんし、迷惑をかけずに自己資金で解決したいと考える人も多いですから、やはり準備したいところです。

ライフプランを作成する

ライフプランを作成し、キャッシュフロー表でお金の流れを確認できると安心です。

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足りるのか、足りないのか、

退職するまでに老後資金が貯まるのか、無理なのか

資産運用をするなら、どれくらいの資金で、どのくらいの年数が必要なのか

「どうなるのか、わからない」という不安しかない状況から抜け出したいと考えます。

まずは、現状を確認。そして、改善が必要なら早めに始める。資産運用を始める場合も早めに取り掛かる。それで、間に合うのが分かれば安心できます。

現状確認で問題があれば、対策をすることができます。

長生きの経済的リスク「介護」

長生きをすると、当然のように病気やケガで入院する可能性も高くなります。それをきっかけに寝たきりになることも容易に想像できます。退院後は、介護が必要な状態かもしれません。

認知症になる可能性もあります。体は元気でも介護が必要になってきます。認知症の人は、2012年で462万人だったのが⇒2025年に約700万人になると言われています

そのような介護の経済的リスクにどのように準備すれば良いのでしょうか

介護保険

介護状態になったときに、対応できる保険があります。

公的な介護保険は、介護サービスの費用負担の補助になるので現物支給となります。

民間の生命保険会社で販売されている介護保険は、介護状態が認定されたときに保険金として現金を受け取ることができるので、活用できる範囲が広くなります。

保険金を受け取る条件は、保険会社によって異なりますので、契約時に確認をすることが重要です。介護保険が販売された初期のころは、条件が厳しかった記憶があります。今では当時ほど厳しくありませんので、十分検討のうえ契約するのも「あり」だと思います。

注意点としては、契約してすぐに有効かというとそうでもなく、保障が有効になるまでの責任開始まで一定期間、保障の空白期間があります。つまり、契約してすぐに介護状態になったとしても保険金を受け取れません。

認知症保険

民間の生命保険会社で認知症に対応する保険が販売されています。認知症や軽度認知障害などと医師の診断があった場合に保障されます。

認知症保険も契約してから保障開始まで一定期間ありますので、契約してすぐに認知症と診断されても保障されません。前段の介護保険と同様です。

こちらの保険も、保険会社によって条件が異なりますので、契約時にしっかり確認しましょう。保険の比較サイトも充実してきているので、うまく活用してほしいと思います。

損害保険では、認知症になった加入者が他人に損害を与えたり、商品を壊してしまったりした場合に、備えることができます。

まとめ

どちらのリスクも準備できます。その準備を考えるのに、ライフプラン作成をお勧めします。

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もし、難しい場合はお声掛けいただければ、一緒に相談しながら作成することができます。

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長生きは良いことばかりでは無いようですが、それでも人生は続いていきます。安心して楽しい人生を送りたいです。

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