成人年齢18歳について、ファイナンシャルプランナーが整理してみます

成人年齢がこの4月から18歳となりました。7月には参議院選挙もあり、初めて投票した18歳、19歳がいるのではないでしょうか。18歳で成人となって、お金に関することで何か影響があるのか?

いくつか、お話ししていこうと思います。

18歳で契約できます

親の同意がなくとも、契約できるようになります。例えば、クレジットカード、不動産の賃貸契約、借金の契約もそうです。

18歳になり働くようになって収入があるならクレジットカードはOKだと思いますが、当然高校生はダメでしょうね、大学生はギリOKかなと思います。

心配なのは借金の申し込みができてしまうこと。LINEなどが入り口になって借り入れ申し込みまでスマホで完結します。ネット上でも簡単に弁金が手に入るような広告を見かけます。

手軽過ぎて借金しているという感覚も薄くなるかもしれません。いざという時は頼りになるかもしれませんが、18歳でいざという時が来ることは稀です。

未成年取消権が使えない

18歳で契約できるようになるので、親が「子どもがやったことなので・・・」と言って契約を取り消すことができなくなります。

これまでは、18歳、19歳での契約は、あとから保護者が出てきて未成年取消権を発動して、契約を取り消すことができました。つまり、悪質な業者で、未成年者に時間をかけて何とか契約を取り付けたとしても、取り消される可能性があるのでリスクが高く、あまり積極的にターゲットとはしていない部分がありました。

今は違います。まさしくターゲットになりやすい状況です。

ここは注意したい

携帯電話の契約、金融商品の契約、エステなど高額になる契約などが、注意するポイントです。リスクがある、高額になる可能性がある、実はローン契約だということです。

キャンペーンなどにつられて契約した後、デメリットや負担がハッキリして、そんなの知らんかった~という状況になるかもしれません。

携帯電話はスマホ本体の割賦販売契約もセットになることが多いので、引き落としが出来なくなると、ローンの支払いが滞ることになり事故扱いで、将来の住宅ローンに影響します。

金融商品の契約も、儲かりそうといって飛びつかないようにしてほしい。証券口座も親の承諾なく開設できるし、金融商品の契約もできます。「オレは大丈夫」など根拠のない自信は横に置いておいて、慎重に検討してほしいと思います。それこそ、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談してほしい案件です。

まとめ

いかがでしたでしょうか

お金の知識を伝えることが大切です。また、親が失敗したことも伝えた方が良いかもしれません、同じ失敗を子どもがしないように。金融リテラシーを向上させないといけません。それが親の役目です。親自身が金融のことを伝えることが難しいときは、ライフスタイルプラスにご相談ください。

親の承諾が無くてもできることが断然増えます。親の力が及ばなりますが、それでもお金の知識を伝えてほしいし、困った状況になったときに相談できる環境を作ってください。話がしにくい関係性だと、子どもが話せないまま抱え込んでしまうかもしれません。

お客様から、「私から言うより効果あると思うから、福田さんから子どもに言ってよ」と相談されたこともあります。私もいろいろと経験済みですから、お気軽にご相談ください

相談の申し込みはこちらから

モバイルバージョンを終了