投資が怖い人向け:続け方の9割は「触らない仕組み」で決まる

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新NISAを始めた(始めたい)けれど、下がると不安で口座を見てしまう。
そんなときに大事なのは、勇気よりも「触らない仕組み」です。今日は、積立を続けるための「見ないルール」を具体的にまとめます。

積み立て投資、もう始めている。
それなのに、不安になるとつい口座を開いてしまう。
評価額が少し下がっているだけで、心がザワつく。ニュースも気になる。SNSも見てしまう。

これ、あなただけじゃないです。むしろ自然です。
積み立て投資は「続けた人が強い」一方で、続けるためにいちばん邪魔をするのが、「確認しすぎ」なんですよね。

今日は、積立をやめずに続けるための技術として、見ないルール(触らないルール)をまとめてみます。
商品を変える話ではなく、あなたの積立がラクになる話です。

なぜ、見れば見るほど不安になるのか

積み立て投資は、日々の値動きを前提にしています。
でも人間の脳は「損」を強く感じるようにできているので、下がると反応してしまいます。

ここでよく起きる流れがこれです。

  1. 口座を見る
  2. 下がっている(あるいは伸びが止まっている)
  3. 不安になる
  4. 情報を探す(ニュース・SNS・ランキング)
  5. 「変えた方がいいかも」と思う
  6. いじる(商品変更・積立停止・一部売却)

この6まで行くと、積み立ての良さ(時間を味方にする)が壊れやすい状況になります。
つまり、投資の敵は「下落」より、「不安で行動が変わる」ことなんです。

だから解決策はシンプルで、
「不安が出たときの行動」を先に決めておく。
これだけで、積み立て投資は一気に安定します。

積み立て投資が安定する「見ないルール」3点セット

ここからが本題です。
今日のゴールは、不安が出ても積み立てを崩さない状態を作ること。

① いつ見るかを固定する:おすすめは「月1回」

積み立てをしているなら、毎日見る必要はありません。
確認が必要なのは主にこの3つです。

  • 積み立てが設定どおり動いている
  • 引き落としができている
  • 投資商品の確認

これらは月1で十分です。

ルール例

  • 「口座チェックは月1回。見る日は給料日(または家計締め日)」
  • 「それ以外の日は、見ない」

「見ない」と決めるだけで、ザワつきが減ります。
不安の発生回数が減るからです。

② 下がった日の行動を決める:「見ても何もしない」

不安が強い日は、たいてい相場が下がった日です。
だから、下がった日にやることを先に決めるのがいちばん効きます。

おすすめはこのセット。

  • 下がった日は、ニュースを追わない
  • 積み立て投資は止めない(設定は触らない)
  • どうしても何かしたくなったら「1週間待つ」

ルール例

  • 「下がった日は、見ても何もしない。積立は続ける」
  • 「積み立てを止めたくなったら、1週間待ってから判断する」

「待つ」をルールに入れると、目についた情報に飛びつくことなく、崩れにくくなります。

③ 情報源を減らす:SNSの刺激を遮断する

積み立てをしている人が不安になる理由は、値動きよりも、
「今は危ない」「これが正解」「乗り遅れる」みたいな刺激の強い情報に触れることが多いです。

情報源を絞るだけで、心が安定します。

おすすめのルール

  • 投資情報は、見るなら月1回だけ
  • 情報源は2つまで(公式情報+落ち着いた解説など)
  • 強い言葉(煽り系)はミュートでOK

積み立て投資は、情報を集めた人が勝つというより、揺れない人が勝ちやすい投資です。
SNSやネット上で見かける情報は、言い過ぎ、言わな過ぎ、その人が正解だと思うこと、そんなもんです。
そう思って、100%信じなくてもいいかなと思いますよ。

「見ちゃう癖」がある人向け:現実的な対策

ここ、超大事です。
「見ないって決めても、見ちゃうんだよ…」は普通に起こります。

なので、根性じゃなく仕組みで止めます。

対策1:ログインのハードルを上げる

  • 証券会社のアプリをホーム画面から外す
  • パスワード保存を外す(毎回入力が面倒になる)
  • 通知をOFFにする

ちょっとした面倒を入れると、見に行く回数が減ります。

対策2:「見る代わり」にやる行動を用意する

見たくなるのは、不安を下げたいから。
じゃあ代わりに安心が増える行動を用意します。

  • 家計簿を見る(支出の確認)
  • 生活防衛費の残高を見る(投資ではなく生活側)
  • 予定している支出(特別費)を書き出す

投資口座じゃなく、生活側を見ると、安心が戻ります。

対策3:「出口」を先に決めておく(不安の根を抜く)

積立してるのに不安が消えない人は、
「いつ、何のために使うお金か」が曖昧なケースが多いです。

  • これは老後資金
  • これは教育費の一部
  • これは○年後の大きな支出のため(リフォームなど)

目的がはっきりすると、値動きが「ただの途中経過」になって、慌てなくて大丈夫になります。

それでも不安なとき:絶対にやらないこと3つ

積み立て投資を続けるために、これだけは避けたい。

  1. 下がった日に商品を変える
  2. 積み立てを止める(停止)
  3. 一度に情報を取り込む(YouTubeの連続視聴、SNS沼)

不安な日に決めたことは、だいたい極端になりがちです。
だからこそ、下がった日ほど「ルールに戻る」が正解なんです。

まとめ

積み立て投資をしていて不安になるのは、あなたが慎重だからです。
でも積み立て投資は、慎重な人ほど向いています。
ただし条件はひとつ。
慎重さを、行動のブレではなくルールに変えること。

  • 口座を見るのは月1回だけ(給料日や家計の締め日)
  • 下がった日は見ても何もしない(積立はそのまま)
  • 変えたくなったら1週間待つ

不安は消さなくて大丈夫。そもそも不安ゼロにはならないでしょう。
触り方を決めるだけで、積み立て投資は驚くほどラクになります。まずは次のチェック日を決めて、今日はアプリを閉じましょう。

Wrote this article この記事を書いた人

福田 智司

▶独立系ファイナンシャルプランナーとして、相談業務、セミナー講師などで活動しています。 ▶FBCラジオ ラジタス 第一木曜日 10:50~ 「FPふくちゃんのお金に関するエトセトラ」レギュラー出演中 福井で唯一?のラジオFPです ▶FPでIFAというポジションを活かした相談が得意 節約だけが家計見直しじゃない!を念頭に置いた相談を心掛けています。 ▶法人向けに企業型確定拠出年金の導入サポートを推進しております

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