貯蓄できない人が貯蓄体質になるためのロードマップができました

なかなか貯蓄ができない、貯蓄のペースが上がらない、ということを聴きます。家計相談などで、よくある会話です。そこで、貯蓄できる人になるために何ができるのかを考えていきたいと思います。

今回は、私自身に言い聞かせるつもりで書いていきます・・・お金は、あれば使ってしまうのが人間というものですという言い訳は、この際横に置いておきましょう。

貯蓄できない人が貯蓄できるひとになるための方法は3つ

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 収入を増やして、支出を減らす

収入を増やすことより、支出を減らすことが簡単に取り組めるので、今回は支出を減らすことにフォーカスして解説していきます。

貯蓄できない人の特徴

貯蓄できない人はいます。私もその一人だと認識しております。社会人スタートの若いころは、小遣いが増えた!という感覚で過ごしていました。本当に刹那的で、あればあっただけ使う生活でした。今でもその感覚に近いものがあります・・・ダメ人間ですね(笑)

貯蓄できない人の特徴といえば、私の若いころを説明すればいいと思いますので、チェックリストにしてみました。10個ありますので、皆さまはいくつ当てはまるかチェックしてみてください。

□ 買い物した時にレシートをもらわない
□ とりあえずコンビニへ行く
□ 100均大好きで余計に買う
□ スーパーの特売を目当てに行って、ついで買いが多い
□ 約束の時間に少し遅れがち
□ 食事の誘いは断らない
□ 冷蔵庫や部屋がごちゃごちゃしている
□ セール品は買わないと損したと思う
□ 節約はセコいと思う
□ 毎月の残ったお金が貯蓄

いかがでしょうか? あてはまる項目が少ない方が貯蓄体質です。

まずは、ご自身が貯蓄体質なのか、貯蓄できない人なのか、確認してみましょう。

そこからスタートです。

貯蓄体質へのポイント4つ

貯蓄できない人だとしても、改善していく必要があります。ただし、その改善がストレスになってはいけません。

無理をせずに貯蓄体質になるならいいですよね。

貯蓄できない人からできる人への体質改善に大切なポイントが4つあります。

  1. 貯蓄をする目的、目標を決める
  2. 現状の収入と支出を把握する
  3. 家計改善に着手(※固定費の見直し)
  4. 先取り貯蓄をする

ひとつずつ解説していきます。

①貯蓄をする目的、目標を決める

とりあえず貯めていこう・・・では、なかなかできないのが人というものです。

・進学費用のために5年後に100万円
・リフォームのために10年後500万円
・住宅購入のために5年後に300万円

具体的に考えると、毎月どれぐらい貯蓄に回す必要があるのか分かります。それを今のままで達成できるのかどうか、まったく無理だとなるのか、まずは、理解しましょう。

まずは目的と目標を設定することです。

②現状の収入と支出を把握する

毎月、赤字ですか?黒字ですか?何にいくら支払いがありますか?

赤字ではないけど、あまり貯蓄に回ってないという人が多いでしょうか・・・

電気代、スマホ、ガソリン、生命保険料、買い物などでクレジットカードを利用する人も多いと思います。クレジットカードの引き落としはできていると思いますが、明細は確認しているでしょうか?請求額を確認するだけで明細までは見ないこともあるでしょうか?

「そんなに大きい買い物してないし」ということで、請求額もあまり確認しない人もいるかもしれませんね。

きっちりとした家計簿までは必要ありませんが、支払いの項目は確認し、何にいくら支払っているのかを把握できるようにしてください。

何度見直しても、2万円ほど行方不明・・・といった、何に使ったか分からない使途不明金の存在が表面化するかもしれません。

じつは、家計相談でもよくある会話なんです。相談者と話をしていると、「計算上は年間100万円は通帳残高が増えるはずなんだけど、そんなに増えてないよね~」と、あるあるです。

現状の把握をしましょう

③家計改善に着手(※固定費の見直し)

貯蓄できない人から、貯蓄できる人へ体質改善するために、家計改善をしていきます。

ここで大切なのは、ストレス無しで改善することです。

例えば、食費や外食を減らすことは、なかなかのストレスになります。おかずをひとつ減らすとか、毎週末の外食が家族団らんの楽しみなのに、月一回に減らすとか、寂しくなりますよね。もし、食費や外食費を減らすことに案るとしても、最後の手段にします。

ただ、毎日コンビニでお茶を買う、これは止めましょう。それはマイボトルにしませんか?と思います。

そんなことより、固定費を見直すことが先です。

家計には、変動費と固定費があります。

変動費は節約の余地があるもので、先ほどの食費や電気代、水道代などです。こまめに電気を消す、節水コマを付けるなどですね。節約というより、ムダ使いを無くすという感覚で取り組んでいきましょう。ストレスの無い範囲で。

大きく効果があるのは、固定費の見直しです。

生命保険料とスマホ代です。そして、サブスクの契約。まずは、ここに手を付けます。どれも契約なので、変更したらすぐに効果が出て、しかもその効果は続きます。

スマホ代

格安SIMを契約する、またはキャリアを変えずとも契約内容を見直すことで、スマホ代が下がります。家族で4契約だと、効果は4倍、毎月1万円以上安くなるかもしれません。

スマホの契約手続きは時間がかかることがありますが、やる価値あると思います。

生命保険料

現在契約している生命保険はご自身やご家族にとって、合っているでしょうか?生命保険は毎年のように新商品が発売されます。生命保険を契約してから年数が経過しているようであれば、見直しするチャンスかもしれません。

生命保険料を削減する目的で保険相談することをお勧めします。その場合は、はっきりと保険料を安くしたい!と伝えてください。保障内容も今どきの無いように見直すこともできます。

生命保険の見直しは、いろんな面で効果があります。

サブスク契約

契約して忘れているサブスクはありませんか?それ使ってますか?クレジットカードの明細を確認しましょう。スマホの有料アプリも確認ですね。

1ヵ月無料、3か月無料でお試ししませんか?とよくあると思いますが、無料期間が過ぎて、そのまま有料契約に移行することが多いようです。

最近思うんですよね、私の死後、いろいろな契約しているものがバレるんだなと。ムダ使いを無くすことも大切ですが、身の回りをキレイにしておくことも大切だなと。すみません、本線から外れました。

必要のないサブスク契約は、速攻で解約しましょう。

④先取り貯蓄

家計の現状を把握して、固定費を見直す目処が立ったなら、次のステージです。

ムダ使いを無くし、使途不明金を発掘し、固定費を見直し、毎月の黒字が確定しました。

その黒字分を先に別口座に移しましょう。計算上、毎月5万円の黒字になる見込みだとしたら、「5万円を残す」のではなく「5万円を先に貯蓄に回す」ことにします。給与振り込み口座から先取りします。先取りしておけば、給与振り込み口座の残高が「0」になっても大丈夫ということです。

いろんな貯蓄系の本に書いてあるのは、手取り収入の2割を貯蓄に回しましょうということです。2割を貯蓄に回すことが出来れば、将来のライフプランを達成できることが多いのも事実です。

先取り貯蓄をすることが最終形態です。あとは、収入と支出を確認しながら先取り貯蓄の額を増やしていけるとバッチリです。

まとめ 貯蓄できたら投資も

いかがでしたか?

貯蓄できない人が貯蓄できる人への体質改善のロードマップになりました。

実際の相談は個別案件なので、もっと細分化された話になります。大きな流れはロードマップで進み、具体的にはもっと細かくというイメージです。

家計改善の話は、「そんなことわかってるわ」「簡単に出来たら苦労しないよ」という内容ばかりです。私もそう思います。それでも、こういう話ができる人が近くにいると、ご自身も取り組めると思いませんか?そのためのファイナンシャルプランナーだと思っています。

いつでもお声掛けください、伴走しますので。

先取り貯蓄まで出来たら、次のステップは投資です。銀行での貯蓄だけでは、この先心配です。大きな金額で勝負するような投資ではなく、積み立て投資です。令和時代は積み立て投資の時代です。iDeCoやNISAなど国も税制優遇でバックアップしてくれていますので、ぜひ取り組みましょう。

裏を返せば、税制優遇するから自分で老後資金も準備してね、というメッセージです。

貯蓄できない人⇒貯蓄できる人⇒積み立て投資する人

この流れでいかがでしょうか。

相談の申し込みはこちらから

相談サービス内容はこちらから