資産運用をスタートしたい人へ、ファイナンシャルプランナーが教える3つのステップ

 

そろそろ資産形成を始めたい

資産形成に取り組んでみたいという相談は増えています(ライフスタイルプラスの実感)その中でも、NISAやiDeCoを始めたいという入口が多いです。きっかけとしては良いのですが、資産形成の入り口としてはちょっとモヤっとします。なぜか?

私もNISA・iDeCoをやっとけば儲かるんですよね?感が満載だからです。なんかモヤっとするでしょ?笑

それでも、資産形成に取り組んだ方が良いのは間違いありません。なので、入り口がNISA・iDeCoを始めたいという場合も大歓迎です。もちろん、仕組みなども解説しますし、リスクやリターンの考え方もご説明いたしておりますので、ご安心ください。

次から、資産形成の始め方を段階を追ってご説明します

資産形成のファーストステップ

まずは、運用目標を設定します。これがファーストステップです。例えば、子どもが高3になる15年後に500万円を貯めることを目標にしたい、老後資金として退職する20年後に2000万円を貯めることを目標にしたい、などです。5年後に100万円を貯めるという目標もあります。

運用目標が決まれば、現実を見ながらどのように資産形成を進めるかを相談します。

ただ、中には運用目標を設定せずに資産形成を始める方もいらっしゃいます。毎月銀行に積み立てしているご家庭で、このような低い金利状況で損をしているのではないか?と不安に思い、結果として資産形成の取り組みを始めることもあります。その場合は明確な運用目標はありませんが、機会損失を避ける意味合いが強い入口となります。毎月の家計が安定していることが多いので、そのまま仕組みを説明し資産形成をスタートします。このような相談は、家計をあらためて把握する話をします。すると、資産形成していくペースが格段に上がります。

そうは言っても、運用目標を設定し、どのような資産(株式・債券など)、どの地域(日本・アメリカ・世界など)、どのような特徴の投資信託を取り入れて資産形成をスタートさせるかを相談していくことが理想です。

資産形成のセカンドステップ

セカンドステップは、資産形成を始めるために証券会社で口座開設です。

証券会社で開設する口座は、「特定口座」の「源泉徴収あり」にしておきます。口座を開設する証券会社は馴染みがあるところでも構いませんが、できればコストや投資信託の取扱商品数を比較検討したいところです。コストは低く、商品数は多いところで始めたいですね。

ファーストステップで運用目標など相談する中で、資産形成に取り組む手法としてNISAを使う、iDeCoを使うと決まれば、NISA口座、iDeCo口座も併せて開設します。NISA口座は証券会社の口座と合わせて、iDeCo口座は単独で開設できます。コストと取り扱い商品数を考えると、NISA口座とiDeCo口座は銀行は避けた方がいいでしょう。しっかり検討しましょう。

資産形成のサードステップ

運用目標が決まり、口座開設もできました。「長期」「分散」「積立」で資産形成していきます。

「長期」「積立」・・・運用目標に向かって積み立てていきます。ドルコスト平均法をフル活用です。ドルコスト平均法はざっくり申し上げますと、安いときに多く購入、高いときは少なく購入することで効率よく積み立てていくことです。毎月など定期的に感情を入れずに機械的に購入していくことで成果が大きく育つことを願いながら資産形成していきます。投資、資産形成にはリスクはありますが、時間を味方につけることで、そのリスクが小さくなるようにします。

「分散」・・・株式と債券、国内と国外など、資産と地域を分散します。ちなみに、日本国民の年金資産を運用している組織GPIFは、株式と債券を50%ずつ、国内と国外を50%ずつに分散しています。つまり、国内株式、国内債券、国外株式、国外債券を25%ずつで運用しています。これを基本的な分散の形としてもいいと思います。とはいうものの、私の資産配分、ポートフォリオはアメリカに偏っています・・・

積立ではなくても、まとまった資金を運用することも検討したいですし、その場合もポートフォリオをしっかり考えて取り組んでいきたいところです。

もろもろ決まったら、いよいよスタートです。積み立てするなら銀行口座やクレジットカードと証券口座との連携設定、一括投資する場合は証券口座に入金することで資産形成開始となります。

まとめ

資産形成をスタートする方法を、3つのステップで解説してきました。手順としては難しくありません。情報もネット上にあふれていますし、いろいろな角度から見る情報を取ることができます。ただし、情報の内容を見極める必要があります。

本当に大切なことは、どの金融機関で、誰と相談しながら資産形成に取り組むのか、ということです。ひとりで全部やる!という人は、どうぞご自身でやってください。全然できると思います。

運用目標、ポートフォリオ、長期・分散・積立をキーワードに資産形成に取り組みましょう。ライフスタイルプラスでは、このような相談を受け付けています。お気軽にお問合せください。

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