FX・暗号資産に興味あります!注意することはありますか?

投資、資産運用など、さまざまな情報があふれています。ネット上には、おいしそうな話が多くありますし、成功しているように見える人もいます。

それなら、私もやってみたいと思いますよね。「絶対もうかる」ように見えますからね。

そもそも、FXや暗号資産はハイリスク・ハイリターンですから、注意する必要があります。

どのような投資にしても、その金融商品、仕組みを理解をしておくことが重要です。

FXや暗号資産で、どのように利益を出すか?という話の前に、伝えておきたいことがあります。

販売するのに登録が必要

株式の取引、FX、暗号資産を販売するには、業者側が販売の登録をする必要があります。

金融商品取引業・暗号資産交換業を行う者は、日本の法令に基づき、登録を受ける必要があるのです。

その登録をするために「投資者等の保護のための態勢」を整備することが求められます。

投資者保護とは?

投資者保護のために、詐欺まがいの虚偽の表示や誇大広告を禁止しています。これは当然ですね。素人相手に販売したい人がメリットを強調するだけでも場合によっては叩かれるのに、それを超えて騙してはいけませんよね。

また、投資家からの預かり資産の分別管理も必要です。これも当然ですよね。人のお金と自分のお金をごっちゃにしてはいけません。ましてや、あなたが投資した資産を使って高級車に乗っていたら、頭にくるどころではありません。

トラブル対応の窓口が設置されていることもポイントです。電話番号、メールアドレス、所在地の確認も同様ですね。しっかり窓口機能も準備されていないと困りますからね。

他にも、システムの安定性などありますが、とにかく投資者保護のための態勢を整えることは最低限の条件です。

登録していない事業者があるのか?

登録していない事業者があるのか?と思いますよね。

あるんです、無登録業者が。

投資者保護の態勢が確認できていないということなので、トラブルが報告されている事業者が存在します。預けた資金を出金できない、法外な手数料を請求されたり、急に連絡が取れなくなるなど、多くの報告があります。

どうすれば登録の確認ができるのか?

登録しているとか、していないとか、何を確認すればいいのか心配になります。

そのような話があったときに、その販売する人に登録番号を確認することが簡単にできます。

また、あなた自身でも確認ができます

金融商品取引業者登録一覧

暗号資産交換業者登録一覧

金融庁に登録されている事業者の一覧です。ここになければ、無登録業者ということです。いつのリストであるか最新版であるのかもチェックしてください。

無登録業者は公表されているのか?

無登録で金融商品を取引しているとして、金融庁が警告書を発出している業者リストが存在します。平成22年1月以降のリストです。

無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について

もしかしたら、「あれ、この業者」とか「たしかに、この人は怪しかった」と名称に見覚えがある人がいるかもしれませんね。

私もとあるセミナーに参加して、怪しさしかないと思いながら帰った経験もあるので、このリストで確認してみようと思います。

注意するポイントは?

FXや暗号資産の投資に興味があり、情報を探していると、まさしく玉石混合での状態です。

友人知人からの「絶対もうかる」という話も疑った方がいいと思います。その時点では、友人知人も騙すつもりはなく、本当に良い話だと思っているかもしれません。これが厄介。

まずは、登録業者であるかの確認、話はそれからです。そこから先の、投資するかしないかは自己責任ということになりますが、正しい入口から入ることが重要なんです。

まとめ

2024年から新NISAがスタートしますし、昨年には「資産所得倍増プラン」も出ました。

投資、資産運用など、業界も盛り上がることでしょう。

誰の話、どこの情報を信じるかの見極めることがポイントです。動画サイトでも投資情報を発信しているものが多くありますが、「投資するのは、この一択」という程度の偏りも、私としてはいかがなものか?と感じています。

その「一択」を信じてしまうと、他の選択肢を検討しないままになりますから、機会損失が大きくなると考えています。

いろいろありますが、無登録はダメですという話でした。

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