ラーメン屋さんでラーメンがおいしいのは当然として、さらに餃子がおいしいとなれば、その店を選ぶ理由になると思います。
そんなことが生命保険にあるとすれば、付帯サービスではないでしょうか。
付帯サービスといえば、無料のおまけ的なイメージがありますが、どのようなものがあるか見ていきたいと思います。
生命保険の付帯サービスとは
付帯サービスとは、生命保険の加入者が利用できるサービスです。
サービスを受けることができる範囲は確認が必要ですが、①契約者 ②被保険者 ③同居の家族 など、さまざまあります。サービスによっては二親等までＯＫということもあります。
保険会社としても保険内容で差別化していくのも限界がありますし、保険料が高いか安いかだけで比較されないよう付帯サービスを充実している部分もあると思います。
付帯サービスにはどのようなものがあるか
付帯サービスは多種多様で、医療・介護分野のサービス、健康に関するサービス、生活サービスなどあります。中には、レジャー施設、旅行、スポーツジムなどの優待割引サービスもあります。
医療分野の付帯サービス
セカンドオピニオンサービス
セカンドオピニオンとは、患者さんが納得のいく治療法を選択することができるよう、現在診療を受けている担当医とは別に、診断内容について意見を聴いたり、治療方針の選択について意見を聴くことです。
保険会社は外部の事業者と提携し、専門的な相談ができるような体制を整えているところもあります。
セカンドオピニオンをどうすればできるのか、その場面になったときにバタバタせずとも、この付帯サービスの電話相談窓口に連絡をすることができます。
専門医紹介サービス
医師が治療を受けたい医師や、ゴッドハンドといわれる名医など、一般人ではなかなかたどり着けない医師もいらっしゃると思います。その専門医に到達できる可能性がある専門医紹介サービスもあります。
普通に有料会員を受け付ける会社が提供する内容を、生命保険に加入することで利用できるようになります。フルスペックなのか限定的なのかは確認が必要ですが、このサービスは心強いのではないでしょうか。
健康相談サービス
深夜に子どもが高熱を出して慌てることがあります。救急車を呼ぶか？様子を見るか？と判断に迷うことがあります。
そのようなときに、無料で電話相談できる付帯サービスもあります。
私も子どもが小さいときに使ったことがあり、救急車を呼ばずに様子を見て、その後病院で診察を受けたと言ったことがありました。相談できる相手がいると安心するということもありますね。
医療機関の紹介もあるので、旅行先や馴染みのない地域での問い合わせができます。
メンタルヘルス相談サービス
精神的につらいことがあるときに、専門家と相談できるサービスがあります。利用回数などの制限があるので確認が必要です。
また、がんに罹患した本人やご家族の精神的なサポートを受けることができるサービスもあります。治療期間が長くなったり、治療自体の負担で、精神的な悩みや不安が大きくなることもありますが、少しでも和らげることができると思います。
介護分野のサービス
介護福祉の相談サービス
介護の方法や公的介護保険などの相談ができます。電話相談を受けるのは看護師・ケアマネジャーなどの専門家です。メール相談、訪問による相談なども受け付けてくれるところもあります。
介護施設等の紹介サービス
介護サービス事業所や有料老人ホームの紹介、介護用品・福祉機器の取扱業者の紹介、そして取次なども相談できます。さらに、割引や優待なども準備されていることもあります。
介護施設は予約や順番待ちが多いイメージで探すのが大変なので、このようなサービスは有効だと思います。
一般生活サービス
多くのサービスが準備されています。
レジャー施設、旅行、レンタカー、引っ越し、スポーツジムなどの割引や優待があります。それぞれのサービスもありますし、福利厚生サービスを提供する企業と提携していることで幅広いサービスがラインナップされていることもあります。
また、税理士、弁護士など専門家に暮らしに関する電話相談ができるサービスもあります。
まとめ
餃子がおいしいからお勧めするラーメン屋みたいに、あの付帯サービスが良いからこの生命保険にしようかなと選択する場面があるかもしれません。
むしろ、この付帯サービスが利用できるなら保険料が少々高くても値打ちがあると判断することもできます。
どこの保険会社で契約したとしても、入院したら保険金を受け取れますし、がんに罹患したら保険金を受け取ることができます。違いがあるとすれば保険料と付帯サービスとなります。
生命保険の検討をする際は、付帯サービスの比較という視点を持つことをお勧めします。
