サブスク整理だけでは足りない?お金が残らない人の家計見直しポイント

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最近、家計相談の中でよく出てくるのがサブスクです。
動画、音楽、アプリ、オンラインサービス、クラウド保存、学習系、そしてAIの課金。月1,000円前後のものも多いので、最初はそこまで気にならないんですよね。

でも、気づいたら増えている。
そして、なんとなく毎月引き落とされている。
「これ、全部いるんだっけ?」と思った時には、すでに固定費の一部みたいになっていることもあります。

サブスクって、見直しやすい支出です。
だから家計改善の入口としては、かなり優秀だと思っています。

ただ、サブスク整理だけで家計がラクになるとは限らない、と言えるのかなと思っています。

もちろん、整理した方がいいです。
でも、サブスクを減らしてもお金が残らない人って、普通にいます。
そういう時は、サブスクが悪者というより、家計全体の流れを見た方がいいタイミングかもしれません。

サブスクは、家計改善の入口としてはかなり優秀です

サブスク整理のいいところは、目に見えて、すぐ動けることです。

たとえば、

  • 使っていない動画配信サービス
  • なんとなく継続しているアプリ
  • 無料期間が過ぎてそのまま課金されているもの
  • 似たような内容のサービスが重なっているもの

こういうのは、整理すればその月から効果が出ます。

しかも、1件ごとの金額はそこまで大きくないことが多いですよね。
住居費や保険の見直しって、正直ちょっと重いじゃないですか。手続きも含めて。
でもサブスクなら、「まあ、ここから削ってみるか」がやりやすいんです。自分一人で完結するし。

だから私は、家計を整えたい時に
最初の一歩としてサブスクを見直すのは、かなりアリだと思っています。

まず確認したい、サブスク整理の3つの質問

サブスク整理をする時、私はまずこの3つを見ます。

① 本当に使っている?

これが一番大事です。
「いつ使ったっけ?」と思うものは、リストラ候補に入れていいと思います。

毎日使う、毎週使う、生活の一部になっている。
そういうものは、金額だけで切る必要はありません。

逆に、存在を忘れていたものは要注意です。もう必要ないかもです。

② 代わりがない?

似たようなサービスが重なっていること、ありますよね。

動画配信が2つ、音楽配信が2つ、保存系が複数、AIも複数。
全部必要ならそれでいいんです。
でも、「なんとなく両方入ってる」は、見直しどころです。

③ 今の自分に必要?

これも、けっこう大事なポイントです。

確かに、必要だった時期はあった。だからサブスク契約したのでしょう。
でも今は、生活や仕事、子育ての状況が変わっている。
それなのに、そのまま継続しているものって意外と多いです。

たとえば、、、
WBCを見るためにネットフリックスを契約する。いいじゃないですか。楽しみですから全然アリです。
ただ、WBCが終わったあとも、何となく惰性で継続していると、そこから固定費になっていく。ここがサブスクの怖いところです。

サブスクを始める時って、必要だから、あると便利だなと申し込むんですよね。
でも、今の自分に合っているかは、やっぱり見直さないとズレていきます。

ただ、サブスクを減らしてもお金が残らない人はいます

ここからが本題です。

サブスクを整理して、月3,000円、5,000円と浮いた。
それ自体はいいことです。間違いありません。

でも、それでもお金が残らない。
「減らしたのに、なんで?」となる人もいます。

その理由は、サブスクが家計の本丸じゃないことがあるからです。

たとえば、

  • スマホ代や通信費が高い
  • 保険料が重い
  • クレカ払いで支出が見えにくい
  • 固定費全体が大きい
  • そもそも毎月の収支が把握できていない

こういう状態だと、サブスクを少し減らしても、家計全体の流れはそこまで変わりません。

つまり、サブスク整理は家計見直しの入口としては優秀なんですが、
でも、そこで終わると足りないことが多いんです。

次に見るべきは、家計全体がちゃんと回っているかどうか

家計改善って、「何を削るか」の話になりやすいです。
でも実際は、それだけじゃないんですよね。

私が大事だと思っているのは、
家計全体がちゃんと回っているかどうかです。

  • 毎月、少しでも残せているか
  • クレカ払いが翌月の自分を苦しめていないか
  • 固定費が生活を圧迫していないか
  • 本人が納得できるお金の使い方になっているか

ここを見ないまま「とりあえず削る」をやると、しんどくなります。
我慢だけ増えて、続かない。
で、気づいたら元に戻る。これは避けたいところです。

だから、サブスクを整理したらその次に考えたいのは、
家計のどこが負担になっているのか、どこが見えにくいのかです。

家計の見直しは、「削る」より「残すものを決める」作業かもしれません

これ、最近あらためて思うことです。

家計の見直しって、「これをやめよう」「これを減らそう」と言いがちです。
多くのFPがそう言っている印象があります。
でも本当は逆で、
何を残したいかを決める作業なんじゃないかなと思っています。

たとえば、

  • これは自分の楽しみだから残したい
  • この学びにはお金をかけたい
  • 家族で使うサービスは維持したい
  • 逆に、惰性で払っているものは見直したい

こうやって整理すると、家計の見直しって、ただ苦しいものじゃなくなります。

サブスク整理も同じです。
全部やめることが正解ではありません。

残すものを決める。
そのために、使っていないもの、重なっているものを整理する。
私はこの順番が大事だと思っています。

一人で整理しにくい時は、「順番」を決めるだけでも変わります

家計のことって、自分のことなのに見えにくいんですよね。
毎日使っているからこそ、当たり前になってしまう。
サブスクなんて、まさにそうです。

だから一人で考えていると、

  • 何から手をつける?
  • これは残していい?
  • 減らしたのに、なぜまだ苦しい?

と迷いやすいです。

そういう時は、全部を一気に変えなくても大丈夫です。
順番を決めるだけでも、かなりラクになります。

たとえば、

  1. サブスクを洗い出す
  2. 使っていないものを止める
  3. 固定費全体を見る
  4. クレカの支払い方を見る
  5. 毎月少しでも残る形を作る

こんな感じです。

サブスク整理は、入口としてはとても良いです。
でも、本丸はたぶんそこだけじゃないんです。
やっぱり家計全体の設計になります。

まとめ:サブスク整理は入口。本丸は家計全体です

サブスクは、見直しやすい支出です。
だから、家計改善の入口としてはかなり優秀です。

でも、減らしてもお金が残らないなら、
見直すべきはサブスクだけではないのだと思います。

  • 固定費は重くないか
  • クレカで見えにくくなっていないか
  • 家計全体が回っているか
  • 残したい支出と減らしたい支出が整理できているか

ここまで見えてくると、家計はぐっと整いやすくなります。

サブスク整理はあくまで入口。
その先の家計全体を見ることが大切です。

もし「自分では整理しきれない」「何から見ればいいか分からない」と感じたら、状況に合わせて一緒に順番を考えることもできます。
家計の見直しは、我慢よりも選択。そう考えたいと私は思っています。

Wrote this article この記事を書いた人

福田 智司

▶独立系ファイナンシャルプランナーとして、相談業務、セミナー講師などで活動しています。 ▶FBCラジオ ラジタス 第一木曜日 10:50~ 「FPふくちゃんのお金に関するエトセトラ」レギュラー出演中 福井で唯一?のラジオFPです ▶FPでIFAというポジションを活かした相談が得意 節約だけが家計見直しじゃない!を念頭に置いた相談を心掛けています。 ▶法人向けに企業型確定拠出年金の導入サポートを推進しております

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