投資がマイナスになったとき、最初に確認すべきは株価じゃない

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株価や投資信託の基準価額がマイナスになっている状況を見て、ドキッとしたことはありませんか?

「やっぱり投資なんてしなければよかった」
「このまま下がり続けたらどうしよう」
「売った方がいいのかな、でも損が確定するのも嫌だし」

その気持ち、よくわかります。

じつは私のところにも、「インド株式のファンドがずっとマイナスなんですが、どうすればいいですか?」という相談をいただきました。

そのとき、わたしが最初にお聞きしたのは、運用成績でも今後の見通しでもありませんでした。

「そのマイナス、ストレスになっていますか?」

株価でも、チャートでも、経済指標でもなく、まず気持ちを確認する。

それには理由があります。

マイナスになって初めてわかること

投資を始めるとき、多くの方は「長期で持てば大丈夫」と理解しているように思います。

でも、実際にマイナスになったとき、その「大丈夫」が本当に自分のものになっているかどうかが試されます。

購入を決めたときの自分と、マイナスを見ているときの自分は、少し違います。

「10年後を見ています」と言っていた方でも、毎日アプリを開いて残高を確認していたり、家族や友人に「大丈夫かな…」と話していたりする。

それは意志が弱いわけでも、投資に向いていないわけでもありません。

マイナスになって初めて、自分の本当のリスク許容度が見えてくるんです。

そしてその「気持ち」こそが、次の判断をするうえで一番大切なサインです。

セルフチェック「あなたのマイナスはストレス?」

では、自分のマイナスがストレスになっているかどうか、どうやって判断すればいいか。

次の4つの問いに答えてみてください。

Q1. 夜中や朝イチに、アプリで残高を確認していますか?

Q2. そのマイナスのこと、誰かに話しましたか?

Q3.「早く戻ってほしい」と毎日思っていますか?

Q4. 購入したとき、何年後を見て買ったか覚えていますか?

Q1〜Q3のYESが多いほど、ストレスのサインです。
Q4にYESと答えられるなら、スタンスが保てています。

ストレスが大きいと感じた方へ

マイナスの状態でずっと保有していることにストレスを感じているとしたら、売却も立派な選択肢です。
「損を確定したくない」という気持ちはよくわかります。でも、自分に合っていない投資を持ち続けること自体がリスクになることがあります。
夜中に残高を確認してしまうような状態が続くなら、一度立ち止まって考えてみてください。

完璧な投資判断より、自分が安心して続けられる状態の方が、長期的には大切です。

ストレスをあまり感じていない方へ

購入したときの自分を思い出してください。
「10年後を見ている」「多少の上下は気にしない」——そう思って買ったのであれば、今のマイナスはその想定の範囲内かもしれません。

現状での6%のマイナスは、10年という時間軸で見れば通過点のひとつです。
スタンスが変わっていないなら、判断も変える必要はないかもしれません。

まとめ

投資がマイナスになったとき、最初に確認すべきは株価や基準価額じゃありませんでした。

まず、確認すべきは、自分の気持ちです。

ストレスを感じているなら、それは投資スタンスを見直すサイン。
ストレスを感じていないなら、買ったときの自分を信じていい。

長期投資で本当に必要なのは、銘柄を選ぶ力より、自分のスタンスを知ることかもしれません。
我慢して持ち続けることが正解とは限りません。自分の気持ちに正直に、自分に合った選択を。

もし「自分の場合はどうなんだろう」と気になった方は、一度一緒に整理してみませんか。

Wrote this article この記事を書いた人

福田 智司

▶独立系ファイナンシャルプランナーとして、相談業務、セミナー講師などで活動しています。 ▶FBCラジオ ラジタス 第一木曜日 10:50~ 「FPふくちゃんのお金に関するエトセトラ」レギュラー出演中 福井で唯一?のラジオFPです ▶FPでIFAというポジションを活かした相談が得意 節約だけが家計見直しじゃない!を念頭に置いた相談を心掛けています。 ▶法人向けに企業型確定拠出年金の導入サポートを推進しております

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